ホーム  >  スタッフブログ  >  スタッフブログ「ウッドショック」

スタッフブログ「ウッドショック」
カテゴリ:スタッフブログ  / 投稿日付:2021/07/05 13:53

先日、私共が加入する宅建協会の執行部会議での話題に「ウッドショック」がありました。

当支部の支部長は分譲を業にされていて、ウッドショックの認識としては在来工法の場合

木材の調達は三か月待ち。

住宅価格も10%上昇はあり得るとのこと。

木材価格の上昇が30%程で、10%が効率化等での対処、10%は価格に転嫁、10%は飲み込むしかないとのことでした。

そもそもウッドショックが起こった背景は何だったのでしょう・・・



今回のウッドショック(報道などでは第三次ウッドショックなどとも言われています)は、

木材価格の高騰と物流の混乱に端を発しています。

2020年の春頃に米国・カナダの木材が減産されたことに加えて、

同年夏頃からはコロナ禍で米国や中国を中心に住宅の需要が高まったことで、

木材の先物価格が急騰しました。

そこに、コロナ禍によって物流が活性化したことで世界的に輸送用のコンテナが不足したこと、

21年3月に起きたスエズ運河での座礁事故なども重なり、日本向けの木材の供給が滞ることとなったのです。

私のお客さんにも、土地を引渡してこれからまさに注文住宅を建築する方がいらっしゃいます。

あるハウスメーカーの知り合いの営業マンに5月頃に聞いたら、

「ここだけの話、ある一定のハウスメーカーの場合は影響は3ヶ月くらい。」

「その他のメーカーや工務店では、今年いっぱい影響が大きいでしょう」

とのことでした。

このウッドショック、不動産の流通にも影響しそうですよ。

注文住宅や建売の新築住宅が建築しにくいという事は、

当然中古住宅にお客様がある一定数流れてくるということ。

しかし、市場は供給不足(玉不足)・・・

中古戸建ての価格がまた上昇しそうです。

暫く売主さん優位の市場が続きそうです。

ページの上部へ